お正月に『京・富小路 料理旅館天ぷら吉川』に宿泊してきました。
外から見るとTHE京都というか… 少し敷居の高そうな印象ですが、いざ宿泊してみると温かみのあるとっても居心地のよいお宿で。
とても贅沢な気持ちにさせてくれました。
- 館内施設
- 客室
- 朝食
これから訪れる方の参考になれば幸いです♩
- 料理旅館・天ぷら吉川って?
- ロビーラウンジ
- 自慢の庭は一見の価値あり
- お部屋レポ|丹頂
- 夕食は、絶品の天ぷらを会席仕立てで…♡
- 朝食でも京都を満喫…♩
- 天ぷら 吉川に宿泊した感想
- 料理旅館 天ぷら 吉川 の基本情報
料理旅館・天ぷら吉川って?
場所は京都の中心、洛中。
元は京都を代表する文人〝江馬天江〟の邸宅だった建物を改装した、全8室のお宿です。
予約サイトの評価を見てみると…ほぼ満点!
ミシュラン京都のホテル格付けでは、4レッドパビリオン+(4つ星+)を獲得しています。
ちなみに私が星をつけるなら…5つ星です!
とても良かった!
ロビーラウンジ
それでは早速チェックインしましょう!
ちょうどお正月時期に宿泊したので、玄関には雅な羽子板飾りが。
広くはありませんが風雅で趣があり、旅気分が盛り上がります♩
ロビーにあたるスペースには囲炉裏を囲むようにイスが設置されていて、各種手続きをしたりお食事のデザートをいただいたり…とくつろぐことができます。
こちらでは、吉川の家紋〝結び雁金(かりがね)〟を使ったグッズも販売していました。
ここでしか購入できないものばかりなので、お土産にピッタリですよ。
私は記念に、吉川の天ぷらカウンターで実際に使われていた木のお箸置きを購入しました。
自慢の庭は一見の価値あり
お宿の中に広がる秘密のお庭。
敷地の3分の1を占める『退享園』は江戸時代に活躍していた茶人&人気庭園デザイナー〝小堀遠州〟さんの作品だそうです。
正直知らない人だったので調べてみると、二条城の二の丸庭園や高台寺を造った凄い人なんですね。
一説には龍安寺の石庭もこの人なんじゃないかと推察されているのだとか…!
お庭の真ん中には〝おそらく椿〟と呼ばれる、遠州さんお気に入りの姫椿が植えられています。
2月頃満開になるそうで、今はまだちらほら…と控えめに咲いていました。
凛とした風情ただようお庭は、部屋からもお食事をしながらも滞在を通して触れることができます。贅沢♥︎
お部屋レポ|丹頂
客室は、1階と2階に4部屋ずつ。
- 雲雀(ひばり)
- 目白(めじろ)
- 鴛鴦(おしどり)
- 丹頂(たんちょう)
- 燕(つばめ)
- 鶺鴒 (せきれい)
- 川蝉(かわせみ)
- 鶯(うぐいす)
…の全8室になっています。
元は個人宅ということもあり お部屋のしつらえは全て違うのだそう。
お部屋からの眺めも、本庭側・坪庭側と分かれています。
今回は地図の赤い箇所『丹頂』をご紹介します。
建物の2階・本庭側のお部屋です。
それでは お部屋に向かいましょう♩
古い建築だからか階段はなかなかの急勾配です。
部屋に着いてちょっと驚きだったのが、鍵がとっても簡素だったこと。
個人宅のお手洗いやお風呂の鍵レベルでした。
まあ変な人が入ってくるようなことはないんでしょうけども、初めは「え…?これ?(困惑)」ってなります。笑
ではでは、ドアをオープン!
奥行きのある広いお部屋がドーンとひとつ。
どうやら続き和室になっていて、襖で3つに仕切れるようです。
簡単にお部屋の説明させていただきますね。
まずは出入り口1番手前、控えの間です。
広さは7.5畳ほど。
ここには、昔ながらの鏡台やクローゼット、…この箱は何でしょう?
開けてみるとオリジナルのお香セットが入っていました。オシャレ!
寝香水のようなお香なのかな?使用しなかったので香りは分からず…
お夕飯の後、お布団はこちらに敷いていただきました。
真ん中のエリアは8畳ほどの居間スペース。
大きな窓からはたっぷりと陽の光が差し込み、明るくて開放的です。
お部屋からのビューは本庭『退享園』
よく見渡すことができますが上から見下ろす感じになるので、お庭を堪能したいなら1階の方が良さそう。
緑が間近に感じられるし、美しいと思います。
奥間は2畳ほど。
窓際に2人掛けのテーブルセットが設置されていて、景色を楽しみながらくつろぐことができます。
しかし 街中とは思えない静けさですねえ…。
そうそう!嬉しいことにお部屋は全面床暖房 なんです。(冬でもポカポカでした♩)
レトロな建物ながら、快適な設備が備わっているし、お掃除が行き届いていて煤けた印象がなく居心地がとっても良いって…最高じゃない?
せっかくのステキなお宿。満喫するべく、お菓子などを持ち込んで のーんびりと過ごしました。
バスルーム
奥間を進むとバスルームがあります。
まずは木の温もりを感じさせるベイシン周り。
コンパクトですが、とてもクリーンで好印象です。
そして、このエリアにもしっかり床暖房が入っています。
*アメニティは下の項目でまとめて紹介しています。
左手側にはお手洗い。
右手側にお風呂、という造り。
大きくはありませんが 香りの良いヒノキのお風呂です。
フレッシュな柚子湯のサービスもありました。嬉しい♥︎
湯船にお湯を張って出迎えて下さるので、到着後すぐにお風呂でくつろげますよ。
アメニティ
最後に お部屋のアメニティをご紹介しますね。
パジャマには浴衣が用意されています。
天ぷら吉川の家紋〝結び雁金〟の文様です♩
館内は浴衣で出歩いてOKですが、天ぷらカウンターでのお食事ではNGです。
バスアメニティ、ハンドソープなどは全てマークスアンドウェブ。
- シャンプー(MARKS&WEB)
- コンディショナー(MARKS&WEB)
- ボディソープ(MARKS&WEB)
- ハンドウォッシュ(MARKS&WEB)
- ボディ&ハンドローション(MARKS&WEB)
- 固形石鹸(MARKS&WEB)
フェイスマスクまでありました。
そのほか、細々したものたち。
- 歯ブラシ
- ボディタオル
- シャワーキャップ
- カミソリ
- ヘアブラシ
- 綿棒
たいがいのものは揃っていますが、メイク落とし・基礎化粧品はありませんので必要な場合は持参しましょう。
夕食は、絶品の天ぷらを会席仕立てで…♡
夕食の時間は…
17:00〜20:00(ラストオーダー)
お部屋か天ぷらカウンターでいただけます。
*2泊目からはしゃぶしゃぶも選べます。
こちらの詳しい内容は別記事にてUPしていますので、よろしければご覧ください。
▶︎▶︎▶︎ 食べログ百名店|ミシュランのお宿『天ぷら吉川』で揚げたての板前天ぷらを
朝食でも京都を満喫…♩
朝食の時間は…
8:00 / 8:30 / 9:00 のいずれかから。
和食・洋食から選べます。 (私たちは8:30〜・和食にしました。)
*8:00前の朝食は行っておらず、早めに出発したい場合はサンドイッチボックスを作っていただけます。
朝食の時間になると仲居さんが迎えにきてくださって、一緒に1階にある茶室へ。
朝のキンと冷えた空気のせいか、お庭の緑が清らかに見える気がします。目が覚めますね。
宿泊した2階の部屋からとは また違って見えて2度美味しい。
さてさて、料理旅館吉川の和朝食はどんなものなのかというと…湯豆腐ー♥︎(好き)
冬の京都らしい湯豆腐は、まさに「食べたい!」と思っていたもので非常にテンションが上がりました🥰
ちりめん雑魚は吉川の自家製で、お土産として販売もしていますよ。
たっぷりの量ですがヘルシーな内容で、前日散々食べた&寝起きの胃にも優しく もりもり食べられました。
朝から京都を感じさせてくれるお食事に大満足!!
ごちそうさまでした♩
天ぷら 吉川に宿泊した感想
- 京都らしさにどっぷり浸かりたい
- 由緒正しい京都の旅館に泊まりたい
そんな方にオススメのお宿です。
歴史、雰囲気、佇まいもあるけど、なにより 接客が素晴らしかったんですよね。
女将も仲居さんも、とても品が良いのに気取らない。
自分たちのことをとても丁寧に扱って下さってるなあと感じられて、でも行き過ぎでない塩梅が心地よかったです。
料理旅館というだけあって、朝も夕もお食事が美味しいし♩ (天ぷらが美味しいのは分かっていたのですが、朝食の〝冬の湯豆腐〟がまた良かった。)
ほいほいと泊まれるような価格帯ではありませんが、いつかまたリピートしたい!と思えるお宿でした♥︎
料理旅館 天ぷら 吉川 の基本情報
ホテル名 | 料理旅館・天ぷら 吉川 |
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住所 | 〒604-8093 京都市中京区富小路通り御池下ル |
電話番号 | 075-221-5544 |
C•IN/C•OUT | 15:00/11:00 |
駐車場 | あり(要予約) |
アクセス | 最寄駅『地下鉄東西線京都市役所前駅』徒歩5分 |
公式HP | 京・富小路 天ぷら吉川 - 京都洛中の料理旅館 |
京・富小路 天ぷら吉川|Instagram |