先日、西武池袋で行われている写真展 『NAGI YOSHIDA NEW EXHIBITION ~HERO&QUEEN 展~』に行ってきました。
時間 |午前10時~午後9時
*日曜は午後8時まで*最終日は当会場のみ午後6時 閉場
*入場は閉場時間の 30 分前まで
会場 |西武池袋本店 7 階(南)=催事場 A
入場料 |一般 600 円・大学生・高校生 400 円・中学生以下 無料
ヨシダナギさん という写真家を知っていますか?
最近復活した人気テレビ番組、クレイジージャーニーに何度か出演されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
わたしもそれで知った1人。
とても印象的な方だったので、よく覚えていました。
簡単に ヨシダナギさん がどんな方か説明すると…
主にアフリカをはじめとする世界の少数民族や先住民を被写体に撮影していて、
空や大地の色と 人が創り出す神秘的な色合いを鮮やかに映し取った作品が特徴です。
2017年には日経ビジネス誌で「次代を創る100人」へ選出。
同じ年に講談社出版文化賞 写真賞も受賞しています。
チャンスがあれば実際に作品を見てみたいなーと思っていたところ、ラッキーなことに写真展本オープンの1日前に会場を観せていただける機会に恵まれました。
会場の作品は撮影OK!とのこと。
お気に入りの作品をいくつか写真に撮ってきたので、ここでご紹介させて下さい♩
SURI|スリ族
居住区:エチオピア南西部
特徴:草花を身にまとい、個性的なボディペイントを施している
ヨシダナギさんが注目されるきっかけになったスリ族。
色彩豊かなボディペイントと、植物を使ったヘッドピースがカワイイです。
どの写真もステキなのですが、作品タイトルも面白かったのがコチラ。
まあまあの序盤に出てきて苦戦させられそう。
カワイイ。
これ、一目見て「なんか既視感があるな…」と思ったのですが…。
そうだ、ドラゴンヘッドのノブオだ。
ドラゴンヘッドのノブオ君#こどものころ怖かったもの pic.twitter.com/HbByr5f6CI
— もぐもぐ (@marutyannn) 2017年5月5日
そういえばドラゴンヘッドってどんな結末だったのだろう。
途中からワケわかんなくなって読むのをやめてしまった。
BORORO|ボロロ族
居住区:中央アフリカ~西アフリカにかけて
特徴:身長180cm超えのスラリとした引き締まったボディ
雑誌〝Pen〟の表紙を飾ったボロロ族。
聞くと、この写真は各地に散らばったボロロ族のミスターコンテスト的なものらしい。
ファンタジー映画のワンシーンみたいですね。
そうそう、写真の横に各部族ごとの説明書きがついているのですが、そちらも大変面白く読めるので是非チェックしてみて下さい。
AINU|アイヌ
居住区:阿寒*撮影に参加してくれたモデルさんたち
特徴:幾何学模様のアットゥシ(着物)とエゾ鹿の毛皮と鮭靴
日本人に1番馴染み深い少数民族。
アイヌ文化が描かれている人気マンガ『ゴールデンカムイ』そのままの衣装に興奮しました。かっこいい。
DRAG QUEEN|ドラァグクィーン
少数民族しか撮ってこなかったヨシダナギさんが、新しく被写体に選んだのが〝ドラァグクィーン〟
みなさまは、ドラァグクィーンというものをどんなふうに認識してますか?
わたしはというと、まず大前提として男性であり、その中から性的嗜好が同性もしくは両性であり、かつ煌びやかな女性用の衣類や装飾品を好み身につけている状態の方を〝ドラァグクイーン〟と呼ぶ…のだと思っていたのだけど、どうやらそれは昔の認識で、今は違うらしいのです。
同性愛でも男性である必要もなく、なりたい自分を表現していればジェンダーは関係ないのだとか。へぇー!
写真展には女性ドラァグクィーンの写真も展示してあり、それは見紛うことなきドラァグクィーンでした。(探してみてね。)
会場ではニューヨーク・パリ・日本の3都市のドラァグクィーンの写真が展示してあるのですが、都市ごとに印象が違うのも面白かったです。
私が好きなのはパリ。個性がつよい方が多くて気位が高そうなのが良い。
ヨシダナギさん自らお気に入りのアーティスト(@ROSU7373)に依頼したという、日本のドラァグクィーンをイメージしたBGMも。
わたしはあまり音楽に詳しくないので、ロスさんはこの日初めて知ったのだけど、タバコが薄く煙るような夜を思わせる声が世界観にとてもフィットしています。(個人的に女王蜂のアヴちゃんの声でも聞いてみたくなる曲調です。)
そういえば昔好きだったドーベルマンっていう映画のメインキャラに、ドラァグクィーンがいたなあ…なんてことを思い出しました。
また観たくなってサブスク探してみたけど…見つからないな。
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さて、今まで映像でしか見たことがなかったヨシダナギさんの作品を肉眼で観てきたわけですが、(当たり前だけど)圧倒的に実物の方が素晴らしかったです。(そしてヨシダナギさんご本人も実物の方が断然おキレイ。)
画面越しでは全て伝わりきれない、気押されるほどの生命力とクリアで鮮やかな色彩の迫力は、息を呑むほどでした。
芸術家の秋とも言いますし、お近くの方は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
クレイジージャーニーにも、また出演されるかもしれませんね。
次はどこへ行くのだろう。とても楽しみです♩
◆ ヨシダ ナギ
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