絶景温泉と土地ならではの美食が楽しめるお宿《里山十帖》。雪解けの春、濃い緑の夏、紅葉の秋…と四季ごとに異なる魅力のあるお宿ですが、今回は冬にフォーカスして綴っていこうと思います。なぜなら私がここを訪れたのが2度とも冬だったから、なんですけども。
12月から降り積もる雪はトップシーズンには3メートル以上にもなります。冬らしさを満喫したいと考えているならピッタリの旅先です。
- 里山十帖の冬の道路状況
- 里山十帖の冬ならではの楽しみ
- 里山十帖のオススメの客室
- 里山十帖の周辺情報(後日詳細を追加予定)
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冬の里山十帖、交通アクセスは大丈夫?
里山十帖は山の中にあるお宿。雪の日に車で行こうと考えている場合、道路状況が気になりますよね。
公式HPを見てみると…
冬のアクセスについて
最後の最後、「里山十帖」への細い道のりはちょっと大変。ほんの数百メートルですが道幅も細くなり、四輪駆動車でないとアクセスが難しい日があります。大雪の日は塩沢インターに併設されたパーキングエリアから里山十帖にお電話いただき、道路状況を確認されることをおすすめいたします。
なんて注意書きもあるため不安に感じる方も多いはず。参考までに私が訪れた時の状態をレポートします。
訪れたのは1月末ごろ。例年に比べて雪が多く、ちょうど新潟へ向かった日も高速道路の除雪が追いつかないほど降っていました。
向かう途中に宿から「☎︎今日は2WDだとチェーンがないと登ってこられないと思います。」と連絡があったため、道の駅で新しく購入しておいたチェーンを装着。
いざ向かうと警告通り里山十帖周辺は一面の雪!
道幅は一台がギリギリ通れる程度。もちろん一通ではないので対向車が来ないかドキドキです。登るのが不安な場合は無理せず迎えに来てもらうことをオススメします。そうそう、驚いたのはこの翌日。降り続いていた雪がやむと道路はきれいに除雪されていました。新潟の除雪システム、凄いです。
因みに一昨年は暖冬で雪が少ない年でした。この時は2月半ば頃。宿の方からの注意連絡も無かったのでそのまま向かいました。(スタッドレスは履いています)
雪の壁はありますが道に迫ってくるような感じもなく、道路の雪もありませんでした。宿に向かう前に連絡して「大丈夫!」と言われたなら2WD・チェーンなし でも問題なく上がれると思います。当日に激しく雪が降っていると除雪が追いつかないので危険みたいですね。
冬の里山十帖は寒い?
元が古民家と聞くと冬は寒いのかな?と少し心配になりますが、大丈夫。ぽかぽかです。館内は徹底的に断熱されていてびっくりするほど寒くありません。床暖房が入っているワケでもないのに少し冷え性な私が靴下で歩いても足元が冷たくなることはありませんでした。
里山十帖の楽しみ方@冬
①アクティビティに参加してみる
里山十帖では季節ごとに違ったアクティビティを開催しています。時間に余裕があれば参加してみてはいかがでしょうか。
裏山おさんぽツアーに参加してみた
毎日16:00から開催されている裏山おさんぽツアーに参加してみました。予約なしでOK&無料なので気軽に参加出来ます。
(A)履いてきた靴が雪仕様でない場合も安心。長靴を借りられます。(B)熊よけの鈴。お守りに一応持っておく?
16:00にロビーに集合し里山十帖の周辺をみんなで散策♩冬のおさんぽツアーはかまくらに入ってみたり、裏庭にある雪室の様子を見学したり…と雪国らしい体験ができました。ツアーは約30分ほど。夕食前にサクッと参加できるのでオススメですよ。
そうそう、お部屋にはこんな可愛いイラストの《おさんぽMAP》が置いてあります。
周辺の植物やビューポイント、運が良ければ出会える野生動物(!)などが記されているので個人で散策するときに役立ちますよ。
私は残念ながら野生動物には出会えなかったのですが、足跡はたくさん発見しました。近くに来ていることは間違いないのですが。見てみたいです〜。
②雪国の知恵、雪室の食材をいただく
里山十帖のレストラン早苗饗 −SANABURI−の料理コンセプト「滋味」をいちばん感じられるのが冬なのだそう。私「滋味」という言葉を初めて知りました。
じ‐み【滋味】
1 栄養があって味のいいこと。栄養豊富でおいしい食べ物。「―に富む料理」
2 豊かで深い精神的な味わい。「―掬 (きく) すべき作品」参照:goo辞書
…なるほど、なるほど。
雪室で眠らせた野菜は驚くほど甘くなめらか。野菜だけではなく魚も雪の中で熟成させると蕩けるような味わいになるのだそうです。雪国ならではの美味しい食体験は冬にしかできない特別なものです。
それでは私が訪れた時のお食事を少しご紹介しますね。
夕食
夕食の時間は 17:30〜/19:30〜 のどちらかから選びます。チェックインの時に聞かれるのであらかじめどうするのか考えておくのをオススメします。
2品ともアンコウが使われたお料理。(A)むかご・山胡桃・サツマイモ・無花果・あん肝をあわせた「山のみのり 畑のみのり」(B)白菜と蕪、鮟鱇を使った「海と大地」
食べる前に見せていただいた大きな天然の自然薯。市場にはなかなか出回らないレア食材が食べられるのもスペシャル感があって嬉しいです。
「大地の栄養を」根曲がりだけと里芋、鮑の上にこちらの自然薯をたっぷりかけていただきました。
今日のお肉は真鴨。料理名は「鴨が葱しょって…」笑。ユーモラスですね。冬の鳥、真鴨は筋肉質で旨味が本当に豊かでした。
最後に…いわずと知れた米どころの新潟。美味しいお米、期待してしまいますよね。早苗饗でいただけるお米は 鈴木清さんが生産している日本一のコシヒカリ。あのミシュラン三つ星“かんだ”の神田裕行さんも惚れ込んでいるお米なのだそうです。
なかなか食べる機会のない“煮えばな”の状態をひと口。そこからちゃんと蒸らしてツヤツヤの炊き立てをいただけます。本当に「ごちそうごはん」でした!ご飯が炊き上がる時間は調節してもらえます。私はお料理と一緒に食べたかったので、早めに炊き上がるようにしてもらいました。
ドリンクメニューも豊富です。お料理に合わせたワインや日本酒のペアリングはもちろん、ノンアルコールのペアリングも用意があるのでお酒が飲めない方でも楽しめます。
朝食
朝食の時間は8:00/8:30/9:00のいずれかからスタート。和食と洋食から選べます。私は和食を選びました。
梅干しや海苔の佃煮 いくらなどなど…ごはんのお供。お惣菜の盛り合わせは日によって変わるみたい。その日に手に入った食材を中心に滋味に美味しいものを少しずついただけます。
そうそう、朝食では白米か玄米かも選べます。前日の夕食で白米をいただいたので朝は玄米をチョイス。こちらも美味しい。コシヒカリを食べて育った鶏のだし巻き卵はフワフワです♡
どれも手間ひまをかけて育てられた栄養たっぷりの食材ばかり。なんだかデトックスされて体の中からキレイになれそうです♩ちなみに早苗饗(さなぶり)は食事のみでの予約もOK。宿泊しなくてもレストランを利用できます。
③雪見露天風呂に癒される
雪景色を眺めながらの温泉は冬旅ならではの醍醐味。里山十帖の温泉は日本有数の絶景露天風呂と言われるほど眺望の良い場所にあるので、冬は素晴らしい雪景色の中で温泉に入ることができます。静かな自然に囲まれた中ゆっくりとお湯に浸かっていると、心も体もほぐれていくような気持ちになりました。
泉質は大浴場の内風呂が1番良いです。とろみがあってお肌がツルツルに♡時間がたっても体の芯からポカポカします。部屋数が13室と少ないので温泉が混雑することがなかったのも良かったです。
個人的にはお部屋の温泉も良かったです。ネットしながら…読書しながら…思い思いに入れるのは魅力的です。狭いんですけども自由に過ごせるのでとてもリラックスできました。
里山十条の周辺観光スポット
- 魚沼の里
後日詳細追加します。
里山十帖周辺のランチ
- 龍寿司
- 八海生そば 宮野屋
- スリランカ カフェ&レストラン アラリア
後日詳細追加します。
里山十帖のおすすめの客室は?
きっとお部屋選びに悩まれる方も多いはず。そこでこんな記事を見つけました。里山十帖の中の人がオススメ客室は?という質問について書かれているので参考になると思いますよ。
ちなみに私は
- 201 露天風呂付き Viewメゾネットスイート
- 302 露天風呂付き Viewコーナーツイン
に宿泊しました。別記事にてレポートしているので良ければ見てみてくださいね。
ホテル情報
ホテル名 | 里山十帖 |
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住所 | 〒949-6361 新潟県南魚沼市大沢1209−6 |
電話 | 0570-001-810 |
C/IN•C/OUT | 15:00 / 11:00 |
駐車場 | 有り(宿泊者無料) |
アクセス | 最寄駅:上越線「大沢」駅 無料送迎あり(時間は要確認) |
URL | http://www.satoyama-jujo.com |